アパートをこれから売却する場合、入居者の立ち退きはどのように進めればいいのでしょう。
立ち退きの進め方によっては入居者とトラブルになってしまい、売却にも支障が出る可能性があります。
この記事では売却したいアパートの立ち退きについて2つのポイントを解説します。
・立ち退き料の金額
・入居者に納得してもらう方法
■アパート売却での立ち退き料はいくら払えばいい?
アパート売却は入居者がいても可能です。ただ、「収益が落ちているので高く売りたい」などの理由から入居者に立ち退きをお願いして売却することも可能になっています。
アパートの入居者に立ち退きしてもらうためには立ち退き料など3つのものが必要です。
・入居者に立ち退きを要求するための正当事由
・事前通知
・立ち退き料
立ち退き料とはアパートの所有者側の事情で立ち退きしてもらうことに対する損害料のようなものです。
アパート入居者に立ち退きしてもらう際は、立ち退き料は必須ではありません。
立ち退き料は法律で支払うよう定められているわけでもありません。
ただ、アパート売却などオーナー様側の事情で立ち退きをお願いするのであれば、立ち退き料を渡すのが基本です。
アパートの立ち退き料の金額相場は家賃の3カ月~6か月分になっています。
アパート売却時に入居者と揉めてしまうと、相場以上の立ち退き料が必要になることもあります。
立ち退き料の金額はあくまでケースバイケースですが、おおむね家賃の6か月分を目安に準備を進めると良いでしょう。
■入居者に納得してもらう方法
入居者に納得してもらうためには入居者に対してどのように交渉するかがポイントになります。
・アパート売却の立ち退き交渉では冷静に交渉する
売却のために立ち退きをお願いしたい旨を冷静に話す必要があります。
感情的な話し方や高圧的な話し方では入居者とトラブルになってしまうため、丁寧に申し入れること、冷静に対応することがポイントになります。
・アパート売却の立ち退き交渉は早めに着手する
アパート売却の立ち退き交渉は早めの着手がポイントです。
売却スケジュールぎりぎりだと、入居者を説得するための時間を十分に取れない可能性があります。
入居者には早めに説明し、交渉が必要な場合でも十分に時間を取れるようにしておきましょう。
・アパート売却の立ち退き交渉では立ち退き料の確保も重要
アパート売却の立ち退き交渉では、「立ち退きをお願いしたときに立ち退き料を払う」と考えて資金をプールしておくことも重要です。
満足に立ち退き料を払えず「売却するから」では、入居者から不満が出てトラブルになるかもしれません。
交渉に十分な時間を使うだけでなく、資金も十分に確保しておきましょう。
■最後に
アパート売却の立ち退きは円満に進まないと売却計画にも支障が出てしまいます。
アパート売却の立ち退き交渉・立ち退き料についても相談できる専門業者にアパート売却を相談してはいかがでしょう。
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